生きていると、楽しいことばかりではありません。嫌なことがあったり、忙し過ぎたりすると、エネルギーがダウンして動けなくなる時があります。
特にネガティブなことばかりで頭の中がいっぱいになってくると、どんどんエネルギーがダウンしてしまいます。
私はこれまで心理学を学び、カウンセラーとしての仕事もしてきましたが、心理学に基づいたアプローチだけでは人生がなかなか好転しない時もあります。脳科学からのアプローチも必要な時もあると実感したことから、コーチングも学ぶようになりました。
全てはエネルギーだとコーチングのメンター(師匠)に教わりました。
人のエネルギーにはポジティブとネガティブがあると言われますが、東洋的に言うと、陽氣、陰氣と言います。あの人は陽気な人とか、私は陰気だからとか、人の印象に対して使っていることが多いのではないでしょうか。
陰氣、陽氣とは、
陰氣(ネガティブ)は弱氣→無氣力→滅氣→病氣、さらに、狂氣→殺氣と陰氣が強まります。
弱氣とは、どうせ私なんかと自分を否定したり、やっても無駄などの弱氣な考えから、だんだん無氣力になり、氣が滅入ってきて、陰極まり病氣になる。更に酷くなってくると、世間を驚かせるような狂氣、殺氣となっていくそうです。
反対に、陽氣(ポジティブ)は、強氣→活氣→生氣→元氣と陽氣が強まります。
強氣とは、何があっても前向きで負けない気持ち。強氣が身に付いてくると活氣が出てきて、生氣(命)に満ち溢れ、元氣になってくるそうです。たしかに元氣な人は明るく陽氣ですね。
人は環境に影響されるものです。ネガティブな環境で、毎日心を擦り減らし頑張っている方もいらっしゃると思いますが、出来るだけ陰氣(ネガティブ)から離れ、常に陽氣(ポジティブ)な考え方を学び、ポジティブな人や事に触れ続けることを意識して、言葉と行動で陽氣を維持するために強氣を習慣化したいものです。陽氣になれば、今が辛い方も幸せを多く感じることができるようになってきます。
今日の記事の中では、気を氣と書いています。
日本の先人たちは、言霊(ことだま)と呼び、言葉にエネルギーが宿ることを意識して言葉を大切にしていたそうです。
元々は日本語は最強だったと言われています。第二次世界大戦で敗戦するまでは、気も氣と書いていたそうですが、敗戦後に連合軍総司令部(G H Q)、ダグラス・マッカーサーの指揮の元、西洋的な考えが日本に入ってきて、気と変換されたそうです。その影響で日本人の精神が弱くなったと言われる説もあります。
現代の私達も日本の先人の智慧を取り入れながら、人生を力強く生きていけるといいですね。
氣の字には米があります。辛い現状を変えたいと思っている方は、お米をたくさん食べて、これからは、ネガティブな言葉を出来るだけ使わずに、ポジティブな言葉や行動を選ぶと決断することからやってみませんか?
私自身もそうでしたが、言葉を少し変えることで、周りとのトラブルは減ってきますし、良い印象も持ってもらいやすくなります。
もし、不運続きになっていると感じているなら、言葉を変えてみるのもいいかもしれませんね。
最後までお読みくださり、ありがとうごさいました。